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最近写真をよく撮っている。

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1枚目の写真と2枚目の写真は、1枚目が元で2枚目はiPhoneLightroomアプリで編集したものだ。 心象風景の色を、加工して画像として再現された画は人々の心を打つのだろうか? 非現実な黄色い草の色も綺麗だ。

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雨上がりの綺麗な夕焼けを見ると明日世界が終わってしまいそうな気がした頃の、心象風景としての色。

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ただ漠然と存在している3次元空間から、構図を決め、のせたい気持ちを込めてタッチスクリーン上にあるレリーズボタンを押すのだ。

なにしろiPhoneとはいえ携帯のイメージセンサーだ。暗いところだと粒状感が目立つし、周辺にノイズものるけれど手軽に出して撮れるのがなによりいい。

止まってしまった人生も、少しずつ動き出してくれると嬉しい。

音が「降ってくる」ということについてと頭の中の基準周波数という話

皆さんは「音が降ってくる」といった経験はあるだろうか。しばしば、人知を超えた天才を表す時に使う表現として耳にすることはあるかもしれないが、実際にそういった状態を体験する人はあまり多くないかもしれない。しかし、文章は多かれ少なかれ書いたことがあるはずだ。そして、その時に「文章が降ってくる」という経験はないだろうか?まるで自動書記のようにスラスラとなんの苦もなくタイピングできる感覚、「音が降ってくる」という経験を頻繁に体験することのある私からすると一番近いのは文章を書く時のそれである。そう、「降ってくる」ということは決して特別なことではないのだ。

音が降ってくる時は様々だ。リラックスしている時に多いのだろうか。シャワーを浴びた後、軽い運動をした後などはよくアイディアが出てくる気がする。そしてこの時、ギリシャの偉人が何か重大な問題を解決したかのように喜び勇んでDAWに向かい、いつものようにスケッチ用プロジェクトを作りNI Massiveを立ち上げてMIDIを打ち込み始める。なにしろ短期記憶が限られている私にとって鼻歌が消えるのは早い。急がなくてはいけない。

しかし、いざピアノロールにMIDIノートを置き実際に音を鳴らしてみると、頭の中の構造を書き出しているはずなのに違う音が鳴る。現前する音というのは強力でいとも簡単にイメージのなかの音を上書きしていく。あの音がほしい、でも鳴らないなんてことを繰り返しているとあっという間にあの素晴らしい名曲*1は霧散していく。ああ、なんということだろう!

そんな悲劇的な状況に陥る前に試してみることがある。シンセサイザーの基準周波数を上下してみることだ。通常、現代のDAWはA3ないしA4を440Hzとした十二平均律でチューニングされていること*2がほとんどだ。その基準を上げ下げしていくのだ。NI Massiveにはそれを周波数で指定する機能は付いていないので、Global Tuneという項目(fig.1)で440Hzからどれだけ上げ下げするかという割合を指定することになる。

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fig.1 : Massiveのインターフェス画面

 

私の話になるが、このGlobal Tuneという値を寝起きや昼は-0.08、体調が良い時、夜などは+0.08にすると前述の音がイメージと合わないといったようなことがすんなりと解決する時がある。

頭がプログラミングに向いていなかったりまともに計算式を考えるのが面倒な私のようなものぐさな人は適当な計算サイトを使うと良いだろう。なにより、車輪の再発明はダサい。*3

Global Tuneを-0.08するということはつまり8セント下げているということなので、"A=437.971Hz"ということになる。一方、+0.08の場合は"A=442.038Hz"ということになる。(fig.2)

丁度いいサイトを見つけたので貼っておく。

www.flutopedia.com

 

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fig.2 : Pitch-to-Frequency Calculator

 

今朝は-0.08にセットしたらうまくいった。もしかすると、体調によって頭のなかで持っている基準周波数は変動するのかもしれない。だとすると、もはやA=440KHzなどという固定値で扱うのはナンセンスなのかもしれない。しかし、人間の感性に寄り添ったそういったDAWはまだ登場していないはずなので構造とあいまいなものの間でミュージシャンの苦悩は続きそうだ。早くMIDIノートを基準としてなんとなく整合性を取っている構造をやめて周波数で直接記述してほしい。でも、周波数で言われても「ミュージシャンだから分からない!」*4ということになるので表示する時はパースして音名で表示してほしい。ついでにタイム感も固定なのはこれまたナンセンスなのでこちらも誰かよろしくお願いします。もうずっと言っている話だけれども。

 

一方ロシアはFunky drummerをサンプリングした。

 

注釈が多いのは最近ゴースト・イン・ザ・シェル、実写攻殻を観てモヤっとしてしまったので原作漫画を一気読みした影響かと思います。

 

*1:大抵は取るに足らないものなのだが、たまに本当に名曲が紛れているので軽視できない。

*2:YAMAHA式、国際式でA3とするかA4とするかで違いがある。しかもなんと、FL Studioに至ってはA5だったりする!よっぽど負の数使いたくなかったのかな...

*3:カッコいいかダサいかはミュージシャンにとって非常に重要である。詳細は後述。

*4:プログラマーの美徳としては、怠惰・短気・傲慢などが有名だが、ミュージシャンの美徳を挙げるなら「結果がカッコよければ良い!」ということである。その点に於いてギター破壊パフォーマンス等も許容されうる。しかしダサかったらダメ。つまり過程は重要視されない。そしてなにより感性が大事なのだ。一見反知性的なように思えるが、音楽を作るという構造化し切れない得体のしれないものを扱うには学習された無意識的なもの、いわゆる直感などを使う方が精度が高く、高速なことに皆気づいているからの発言なのだろう。手法にこだわるあまり、最後まで分析的に扱うと気持ちも何もこもっていないポピュラー音楽としてはゴミのような音を作ってしまう結果になるので気をつけたい。

Sunday, December 4, 2016

開設したはいいものの特に書くことがないので放置していたブログですが、記事を書いてみようと思います。 というのも2012年リリースのFrank Oceanのアルバム"Channel ORANGE"が大変良かったのですが、数ヶ月後に思い返そうとしても 「あの時にめっちゃ良かったあの曲のタイトルなんだっけ......」となること必至なのでどこかに書いておく必要があるわけです。

曲名を忘れてしまう、もしくははなから覚えようとしないという姿勢によって音楽的語彙力と文字情報としての[アーティスト名 - 楽曲名]に剥離がある場合口頭で喋って良さを分かちあえないので 1段抽象化したところにあるリズム感の良さとかメロディの良さとかの話になるかとおもいきや、そういう頭の内部状態を言語化できないので悲しい思いをするわけです。

やっぱりデネット「思考の技法」で言う所の「おとりとしての素人」的メソッドを使って語ったり書いたりすることによって人に伝える形にする必要があるのだろうか。。

良い音楽を日々頭を通過させているだけで制作には全く困らないのだけれども、文字情報をインデックスとして扱える方がいろいろ便利そうなのでやりましょう。

あまりいい動画がなかったのでSpotify

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サビで泣いてしまいます。Yumetatsuでやりたかったことってこういうことなんですよ。 多分こういう浮遊感のある進行とメロに自分が弱い気がしてきた。例えばMayer HawthorneのStars Are Oursとか。

Mayer Hawthorne - Stars Are Ours

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文句なしに最高!

Rökkurró - Weightless

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アイスランドのバンド、Rökkurróのアルバムが良かった。 この質感に圧倒されてください。

Doris Day - Que Sera Sera

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こうした音がジブリのフィルムの中にだけの存在ではなかったと知った時の衝撃。

Metome - Bargaining

metome.bandcamp.com

この質感の強さ!最高です。

Classixx - Grecian Summer

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2016年の質感のSynthPopって表現はあまり適切ではないのですが、良さです。

Lido - Crazy

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このMVを初めて見た時に出てきた感想が「ズルい!」でした。 「意味もなくオートチューンが使われていない」好例。 性格が雑なのでついつい手抜きしがちに私自身はなるのですが、ボーカル処理は手を抜かずにしっかりやりましょうという戒め。

Lido - I Love You with KORK

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泣いちゃう。 アレンジが違っても映えるし、コンポジション自体の良さがよく分かる。Laszlo - Zeitgeist室内楽編成を聞いた時のような。 コンポジションも手を抜かずにしっかりやりましょう....

Laszlo - Zeitgeist

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すごすぎる。

Mura Masa - Love For That feat. Shura

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治安がいいMura Masa

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ポジティブな意味として治安が悪いMura Masa

MJ Cole Ft. AJ Tracey - The Rumble

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"London, it's the jungle
It's the rumble but we function
It's the mandem, it's the truncheon
It's the bassline, it's the dungeon"

東京駅で迷いそうになった時にこの曲を思い出して「Tokyo, it's the jungle.....」とおもわずつぶやいた。。曲名がすぐ出てこなかったのだけど。

Basenji - Can't Get Enough

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しかしほとんどが人に教えてもらった曲ですね....自分で情報サイトを使って音楽をdigるというのが未だに出来ない2016年。 音楽のゲームがいよいよ切り替わってしまい、パフォーマンスをしないプロデューサーは衰退する運命にあるかもしれない2017年。

fnmnl.tv

衰退といえばこれ。

Wiley - Evolve Or Be Extinct

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生物も音楽も進化しなければ絶滅する(Evelove or be extinct)だけだから大丈夫ですね。何が大丈夫なんですかね。

そういえば数年前にドーキンス読んで触発されて「進化論を文化に適用させてやるぜ!」みたいな若気の至りからミームがなんちゃらの記事を適当に書いたら叩かれまくったのを未だに根に持っているのですが、 さすがに雑すぎたなとは思いつつ、着想としてはそんなに的外れなものではなかったようです。

www.nttpub.co.jp

この本は面白かったので紹介。教科書的に丁寧に議論を積み重ねていって文化進化論というものが何なのかが一般向けに、非専門家にもわかりやすく解説されていました。

d.hatena.ne.jp

良い書評があったので貼っておきます。

That's all for today.