Sunday, December 4, 2016
開設したはいいものの特に書くことがないので放置していたブログですが、記事を書いてみようと思います。 というのも2012年リリースのFrank Oceanのアルバム"Channel ORANGE"が大変良かったのですが、数ヶ月後に思い返そうとしても 「あの時にめっちゃ良かったあの曲のタイトルなんだっけ......」となること必至なのでどこかに書いておく必要があるわけです。
曲名を忘れてしまう、もしくははなから覚えようとしないという姿勢によって音楽的語彙力と文字情報としての[アーティスト名 - 楽曲名]に剥離がある場合口頭で喋って良さを分かちあえないので 1段抽象化したところにあるリズム感の良さとかメロディの良さとかの話になるかとおもいきや、そういう頭の内部状態を言語化できないので悲しい思いをするわけです。
やっぱりデネット「思考の技法」で言う所の「おとりとしての素人」的メソッドを使って語ったり書いたりすることによって人に伝える形にする必要があるのだろうか。。
良い音楽を日々頭を通過させているだけで制作には全く困らないのだけれども、文字情報をインデックスとして扱える方がいろいろ便利そうなのでやりましょう。
あまりいい動画がなかったのでSpotifyで
サビで泣いてしまいます。Yumetatsuでやりたかったことってこういうことなんですよ。 多分こういう浮遊感のある進行とメロに自分が弱い気がしてきた。例えばMayer HawthorneのStars Are Oursとか。
Mayer Hawthorne - Stars Are Ours
文句なしに最高!
Rökkurró - Weightless
アイスランドのバンド、Rökkurróのアルバムが良かった。 この質感に圧倒されてください。
Doris Day - Que Sera Sera
こうした音がジブリのフィルムの中にだけの存在ではなかったと知った時の衝撃。
Metome - Bargaining
この質感の強さ!最高です。
Classixx - Grecian Summer
2016年の質感のSynthPopって表現はあまり適切ではないのですが、良さです。
Lido - Crazy
このMVを初めて見た時に出てきた感想が「ズルい!」でした。 「意味もなくオートチューンが使われていない」好例。 性格が雑なのでついつい手抜きしがちに私自身はなるのですが、ボーカル処理は手を抜かずにしっかりやりましょうという戒め。
Lido - I Love You with KORK
泣いちゃう。 アレンジが違っても映えるし、コンポジション自体の良さがよく分かる。Laszlo - Zeitgeistの室内楽編成を聞いた時のような。 コンポジションも手を抜かずにしっかりやりましょう....
Laszlo - Zeitgeist
すごすぎる。
Mura Masa - Love For That feat. Shura
治安がいいMura Masa
ポジティブな意味として治安が悪いMura Masa
MJ Cole Ft. AJ Tracey - The Rumble
"London, it's the jungle
It's the rumble but we function
It's the mandem, it's the truncheon
It's the bassline, it's the dungeon"
東京駅で迷いそうになった時にこの曲を思い出して「Tokyo, it's the jungle.....」とおもわずつぶやいた。。曲名がすぐ出てこなかったのだけど。
Basenji - Can't Get Enough
しかしほとんどが人に教えてもらった曲ですね....自分で情報サイトを使って音楽をdigるというのが未だに出来ない2016年。 音楽のゲームがいよいよ切り替わってしまい、パフォーマンスをしないプロデューサーは衰退する運命にあるかもしれない2017年。
衰退といえばこれ。
Wiley - Evolve Or Be Extinct
生物も音楽も進化しなければ絶滅する(Evelove or be extinct)だけだから大丈夫ですね。何が大丈夫なんですかね。
そういえば数年前にドーキンス読んで触発されて「進化論を文化に適用させてやるぜ!」みたいな若気の至りからミームがなんちゃらの記事を適当に書いたら叩かれまくったのを未だに根に持っているのですが、 さすがに雑すぎたなとは思いつつ、着想としてはそんなに的外れなものではなかったようです。
この本は面白かったので紹介。教科書的に丁寧に議論を積み重ねていって文化進化論というものが何なのかが一般向けに、非専門家にもわかりやすく解説されていました。
良い書評があったので貼っておきます。
That's all for today.